はっぴぃ☆わぁるど

思考垂れ流す肥溜め

セルオートマトンとトキシック

 昨日から今日にかけて久々に所属サークルっぽいことをした。久々にプログラムを組んだら無限に時間が溶けた。まだ作品とか実験とか形のあるものならいいのだけど、某情報演習みたいなクソみたいなプログラムを延々を書くのはさらに生産性がない。プログラムを書くプログラムが欲しくなる。しかも構文の指定が有るから自分の好きなように書くことができないのがストレッサーだ。

 

 話が脱線したけど、今回作ってるのはセルオートマトンだ。セルオートマトンというのは、まあググってほしい。今回は六角形で34/2の形態をとってる(これはWikipediaに資料があったためだ)一見適当に見える34/2だけれどこれを変更してみるといかに絶妙なバランスなのかがわかる。

 例えば23/2にしてしまうとあっという間に定常的な状態になって動きがなくなってしまう。これは隣接セルとの結びつきが強くなりすぎてしまうためだ。かといって34/4なんかにしてしまうとすぐに死んでしまう。こういうのをclass1とかclass2とかいう。かといって適当に値を設定すると全くのでたらめになってしまう。完全に乱雑で規則もへったくれもない。これがclass3。局所の影響が全体に広がり周期的な側面もみせる、そんないい感じなのがclass4という分類だ。

 class4はめっちゃ貴重な存在だ。昔の研究者はこのような状態を複雑な生命現象を引き起こす源だと考えたそうだ。実際セルオートマトンは拡散方程式や流体のモデリングとして使われたりする。

 で、今回作成してみたHex34/2だけどグライダーのような移動物体は生成されないっぽい感じがする。これは単なる推測だけど、六角形2状態だと対称性が強すぎて移動物体にならず周期的なものになってしまうのだろう。まあ、それでも対称性を生かしたような綺麗なパターンや周期はできたのでよしとする。見ていると万華鏡のようで一種の電子ドラッグ感がある。あと、ずっと細かい六角形を観察してたから目が錯覚でやられた感じになる、正直目の毒でもある感じだ。